廿日市くじら保育園 社会福祉法人くじら廿日市くじら保育園

8.6 平和について考える日

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8.6 平和について考える日

8.6 平和について考える日

8月6日 平和記念の日。広島では平和記念式典が行われ、8時15分に黙祷を捧げました。

7月28日、8月6日の2日間をかけて、廿日市くじら保育園と廿日市保育園のくじらチームは、「平和」について考えました。

平和とは何か、、、とても難しいテーマです。戦争・原爆の話から入るのではなく、「かわいいきいろのきいちゃん」の絵本を題材にしました。

「きいろいくじらのキイちゃん」は、体の色がみんなとは違うこと、言葉がうまくしゃべれないことを、くじらの仲間から馬鹿にされます。そして、お母さんはクジラ漁で殺されてしまいます。どんなに悲しかったことでしょう。

キイちゃんはどんな気持だった?

心についた傷は治らないけれど、どうしたらキイちゃんは幸せな気持ちになれるかな?

子どもたちなりに、キイちゃんの気持ちになって考えました。

そして、出た答えが、

「仲間・家族をつくろう」でした。

ひとりひとり、キイちゃんが楽しくなるように、うれしくなるように、たくさんの海の仲間を描き、傷ついたキイちゃんの黄色い心の周りに貼っていきました。

「いっぱいいて、うれしいね」「キイちゃんさみしくないね」

こどもたちも、うれしそうでした。

相手の気持ちになって考えられる、共にうれしい・悲しい・楽しいを感じられることが、平和に繋がっていくのではないでしょうか。

時には喧嘩をしいてもいい。

ただ、喧嘩は「ごめんね」「いいよ」が言い合える、お互いの思いが歩み寄れるもの。最後に相手の気持ちを考えられるものが喧嘩だと思います。

勝つために殺し合う、奪い合う戦争は絶対にあってはいけないこと。

また、自分の欲求のために一方的に傷つけることもあってはいけないこと。

このことも、みんなで話しました。

戦後80年。広島原爆の日・平和記念の日。

平和記念公園へ参拝に行きました。原爆死没者慰霊碑にはこう書いてあります。

「安らかに眠ってください。過ちは繰返しませぬから」

心と体を傷つけること、戦争、原爆は二度と繰り返してはいけません。

これからもずっと、こどもたちやくじらの仲間の笑顔が続くよう、平和とは幸せとは何か、考え続けていきたいと思います。

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